実物装備とエアソフト商品の専門店 HobbyBox
（ホビーボックス）

＜基本データ＞
・名称：Combat Helmet Stinger w/chin strap mic: Complete system w/military PTT
・型番：300-340-001
・適合（無線機）：Icom 2-pin（IC-4008W、他）
・適合（ヘルメット）：PASGT、MICH、TC-2000、TC-2002、他（※MICH、TCシリーズヘルメットに取り付ける際は、クリップとシェルの間に厚紙等を用いたスペーサーが必要です）
・商品コンディション：ほどよい使用感の見られるUSEDです。製造からの経年に伴う、コード被膜の剥離が見られます。（商品写真の色枠部分参照。年代物ですが、柔軟性を保っている部分も残っています）

＜送受信テスト：使用機材／結果＞
・無線機：Icom IC-4008W
・送信：確認済み（◎マイク感度良好でした）
・受信：確認済み（◎音声が明瞭に聞こえました）

「スティンガーヘッドセットとS.I.」

　TELEX スティンガーヘッドセットは、S.I.（Soldier Intercom）パッケージとして米陸軍等に納品される、個人間通信システムの中核を成す、コンバットヘルメット用タクティカルヘッドセットです。

　■「S.I.」について
　戦場での700m圏内における、よりスムースな相互情報伝達を実現するため、ネイティック研究所（The Army Soldier Systems Center, Natick）が主導で進めたこのプログラムは、「S.I.」（Soldier Intercom）と呼ばれ、"The Soldier Enhancement Program（S.E.P.）"のもと、1995年にスタートしました。

　従来、小隊、分隊規模の戦術において、兵士間の意思の疎通に用いられていた「ハンドシグナル」は、ハイリスクにさらされる戦場の緊張下、および、刻一刻と変化する状況の中で、誤った解釈が発生する場合があり、とくに夜間において頻発する傾向にありました。

　「分隊規模での任務の成否は、分隊長から各兵士への素早い意思の疎通にかかっており、敵よりも早く、各兵士が状況の変化に対応する能力が求められる。S.I.（ソルジャーインターコム）は、その能力を兵士に提供する。」（Soldier Intercom - Background History）

　その後、S.I.システムは1997年にパナマで試験運用され、1998年11月から米陸軍特殊戦グループ（グリーンベレー）、米陸軍75th レンジャー、第82空挺師団等のエリートユニットをはじめとする米陸軍部隊で広く運用が開始されました。

＜商品詳細＞
・このユニークなヘッドセットは、ヘルメットとの相性を重視した他に類を見ない設計となっています。
⇒ヘルメットの顎紐（チンストラップ）にブームマイクを、縁にイヤースピーカーを取り付けることにより、独立型ヘッドセット特有の、ヘルメット併用時の頭部への負担、ストレスを大幅に軽減します。
・誤作動防止キャップ付きPTTスイッチは、クリップとコイルコードにより取り付けポイントを選びません。
・米軍資料の中では、グリーンベレー、75th RANGER、一般部隊等で使用が確認されています。
・年代考証にこだわった米軍スタイルに、コレクションにいかがでしょうか。